家が沈んだ?
木のある暮らし
先日、リフォームのお見積りで伺ったお宅がありました。
その家は、外から見ると、コンクリートの基礎部分が地面から
10㎝ほどしか露出していません。
一般的に、基礎部分は45~60㎝ほど露出しているものです。
こちらの住宅は築40~50年ほど経っていて、おそらく建てた
当時は基礎部分が40㎝ほど見えていたことと思います。
というのも、こちらのお宅の前面道路は砂利道であり、
毎年砂利が敷き直されるたびにどんどん道路が高くなっていき
それに合わせて家の周りにも土を入れていったため、地面が
上がっていったのです。家の床下をのぞくと、外の道路と家の
中とでは30~40㎝ほどの違いを感じました。おそらくこの
床下の高さが、当時の地面の高さだったのでしょう。
一見すると、家が沈んでいるように錯覚しますが、変化が
あったのはむしろ家の外、というお話でした。